カビ取り・防カビ:カビ取り知恵袋

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2022/11/06【第16回】場所別カビのお掃除方法 ~服・靴①~

押入れ(クローゼット)、下駄箱と紹介してきましたが、今回は服や靴にカビが生えたときの除去と手入れの仕方を紹介していきます。

収納場所をいくらきれいにしても、靴や服にカビが生えていては拡散して他の服や靴、そしてきれいにした押入れや下駄箱にも、またカビが生えてしまいます。

そこで、押入れや下駄箱の中に入っている服や靴にカビが生えた場合の除去方法を2回にわたって紹介していきます。今回は、主に服のカビについて記載します。 スーツなどすぐに使いたい服にカビがついてしまったときの応急処置方法も紹介しますので、お役立てください。

 

服に生えるカビ・カビの生えやすい服

カビはたんぱく質を好み、それを餌とします。
そのため、特にカビが発生しやすいのが革製品の服や靴です。 革製品は、動物の皮によるたんぱく質や油脂などが含まれ、カビの養分の宝庫です。 革用オイルも塗ってあり、それもカビは養分とします。

また、吸湿性があるので、雨の日は湿気を含みやすく、おまけに人間の皮脂もついてしまいます。 そして洗いにくい素材なので、皮脂がついていてもそのまま片づけてしまうことが多いです。 考えると恐ろしいですが、これからカビ除去や予防の方法をしっかりと学んで対処していきましょう。

革の次に発生しやすいのは、絹製品や綿製品です。
絹は蚕の繭から、綿は綿の繊維から出来ているたんぱく質豊富な自然の素材なので、カビが好む物です。

気軽に着られるので頻繁に着用しがちですが、水分も吸収するので人間の汗や皮脂がつきやすく、それもカビの原因になります。 下着や普段着はいつも洗濯しますが、ジャケットなどを洗濯しないでそのまま片づけてしまうと、革同様、カビが発生してしまいます。

また、スーツもカビが付きやすい物の一つです。
本来、スーツは化学的な素材のためカビは生えづらいのですが、洗う頻度はあまり高くないので、結果としてカビが生えてしまうことがあります。 特に夏のスーツは汗や皮脂がつきやすく、頻繁に着る服なので実はかなり汚れていることもあります。 そのまま片付けてしまうと、次のシーズンに着るときにはカビが生えていて着られないということになり兼ねません。

 

革の服のカビの除去

上にも書いたように、革成分は水分を吸収し、また素材自体がカビを発生しやすいものでもあります。

まずは、固く絞った布で優しく拭き取りましょう。細かいところは、綿棒を使うと取りやすいです。 大きいカビは、消毒用エタノールを乾いた布に含ませ、優しく拭き取りましょう。 (色落ち等には充分注意してください。)

同じく革製品であるスウェードは、製品の特性上拭くことができないので、柔らかいブラシで優しくブラッシングしてカビを落としましょう。 それでも取れないカビは、クリーニングに出してプロに任せましょう。

また、着用後は、柔らかいブラシでほこりを取るかウエス等で拭き取り、乾燥させてからクローゼットに片付けましょう。 お手入れが少々手間ですが、カビが落ちずに泣く泣く捨てることを考えれば、少しの手間を惜しまない方が良いですね。

 

布の服のカビの除去

綿や絹などの服についた白カビは比較的新しいカビなので取りやすいのですが、黒ずみになった黒カビは厄介で、洗濯では落ちません。

軽いカビは、消毒用エタノールで除去ができます。
まず、カビのついた服を柔らかいブラシでやさしくブラッシングして表面のカビを落としましょう。 そしてタオルに消毒用エタノールを含ませて、軽く叩いてカビをタオルに移すように拭き取ります。 最後に陰干ししてしっかり乾燥させます。こちらも色落ち等の可能性があります。充分注意してください。

落ちない場合、洗える綿などの素材であれば酸素系漂白剤でカビを除去しましょう。
このとき、ステンレスの金具がついていたら、酸素系漂白剤に触れると酸化する恐れがあるので、はずしてから漂白剤につけて下さい。 ウールやシルクには酸素系漂白剤が使えないのでクリーニングに出しましょう。

酸素系漂白剤は、手が荒れるのでゴム手袋を着用して行いましょう。
ぬるま湯1ℓに酸素系漂白剤10gを溶かし、お湯が冷めるまで浸けておきます。 お湯が冷めたらモミ洗いをします。カビが落ちない場合は落ちるまで繰り返し行ってください。 最後に通常通り洗濯し、天日で干します。

収納してある衣類は、時々チェックして、カビが生えたらすぐに除去しましょう。

 

スーツのカビの除去

「衣替えの時にスーツを出したら、カビが生えていた!明日着ていくのに、クリーニングに出す時間がない!」ということがあるかもしれません。 そんな時の応急処置的なカビの取り方を紹介します。

白カビのような軽いカビの場合は、お湯で固く絞った布で、カビの生えた所を軽く叩いて、カビを移すように拭き取ります。 その後、アイロンを当ててしっかり乾燥させます。高温で乾燥させることによって、カビの菌を死滅させます。 白カビのような初期のカビはそれで取ることが出来ます。

広がったカビの場合は、消毒用エタノールを使います。
布に消毒用エタノールを含ませ、叩いて拭き取ります。色落ち等の可能性がありますので目立たない所で試してから使いましょう。 その後、クローゼットに入れないで部屋に吊っておきます。

基本的には応急処置のため、着た後はクリーニングに出して、落ちていないカビを除去してもらいましょう。


今回は、服のカビ除去の仕方とカビ予防について紹介しました。次回、第17回のカビのテーマも服・靴のカビの除去についてです。

 

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