カビ取り・防カビ:カビ取り知恵袋

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2022/11/07【第17回】場所別カビのお掃除方法 ~服・靴②~

第16回の続きです。

服に生えたカビは曲者ですが、しっかり除去すればまた着られるようになるチャンスもあります。正しい対処の方法を学んでいきましょう。

今回は、コートや靴についたカビの除去方法を紹介していきます。

 

コートのカビの除去

コートは、寒い時期が過ぎると片づけたまま、次のシーズンまでタンスで眠っていることが多いですよね。 そして、出したときに白いものがいくつかついているのを見たことがないですか。 これは白カビで、初期段階のカビなのです。

白カビは比較的落としやすいカビですが、コートのカビ取りは、プロのクリーニング店に任せるのがいいでしょう。 特に、ミンクやスエードなどの高価なコートは、クリーニングに出すのが無難です。

黒カビの場合は根に色がついており、奥深くまで伸びた菌糸の黒いシミを完全に取り除くことは、 クリーニングでも難しいと言われているため、こちらも無理に自宅で全て取ろうとしない方が良いでしょう。

ちなみに、初期段階の白カビが軽くついた状態なら、自宅でも除去できます。
洗えるものか、洗濯タグを確認してから行いましょう。 まずは粉の酸素系漂白剤を表示の分量で水に溶かします。 それを布につけ、固く絞ってから、白カビの所を軽く叩くようにカビを拭き取ります。 その後、洗濯できるものは手洗いで洗濯しましょう。

洗濯できないコートは、酸素系漂白剤を拭きとった後、水で湿らした布で軽く叩きながら拭きます。 素材によっては生地が傷む恐れがあるので、目立たない所でテストしてから行って下さい。

最後に陰干ししてしっかり乾かしましょう。

コートを長持ちさせるには、カビさせないことが一番です。
コートを着て外出した時は、玄関に入る前にほこりをブラシで軽く落としてから中に入りましょう。 雨の日は、コートに湿気を含んでいるので、すぐにタンスに片づけないで乾くまで室内干しをしておきましょう。

また、クリーニングに出したときについてくるビニールは、必ず外しましょう。 つけっぱなしの方も意外と多いかと思うのですが、ビニールは湿気を逃さないのでカビが発生する原因を作ってしまいます。

コートを収納する時は、当日だけでなく前日も晴れた日に陰干ししてから、不織布のカバーをかけて収納すると、ほこりやカビがつかず、通気性もあるのでカビが生えにくいです。

 

靴のカビの除去

履いた靴は汗がしみて、湿気を含んでいます。
そのまま下駄箱に片づけて戸を閉めてしまうと、潜んでいたカビが活動し始めるため、乾燥が第一です。

靴の種類によってカビの除去の仕方が違います。
スムースレザーの革靴の場合は、白カビのように落ちやすいカビは除去出来ます。 エナメルやスウェ―ドの靴は、自分でカビを落とすと靴を傷めてしまう可能性があるので、やはりプロに洗ってもらいましょう。

靴のカビ取りは、水洗いが大丈夫なものでもカビ取り前はしないでください。 カビが湿気を含んで、余計繁殖してしまうからです。 カビ取りが終わってから洗いましょう。

スムースレザーの靴は、布に消毒用エタノールを吹きかけ、目立たない所で色落ちしないか試してみます。 大丈夫だったら、カビが残らないように表だけでなく中の足が入る部分もすべて消毒用エタノールを染み込ませた布で拭いておきましょう。 足先は、入念に拭きましょう。

それから、新聞紙を靴の中に丸めて入れて、2、3日陰干ししましょう。
乾燥したら、靴クリームを布につけて薄く塗ります。 細かい部分は靴用ブラシで塗っておきましょう。 ブラシに靴と同じ色の靴墨をつけて、つま先からかかとに向かって薄く塗り、最後に全体にブラシをかけて塗り広げ、布で拭きます。

中敷きは取り出し、内側のカビを歯ブラシで掻き出します。
中敷きは、靴用カビ取り剤を染み込ませた布できれいに拭き取りましょう。

カビの除去が終われば、ようやく洗うことができます。
スポンジに靴用クリーナーをつけて泡立ててから、靴全体を拭き洗いしましょう。 浮き出た泡をきれいに拭き取り、靴用コンディショナーを別の布で全体に塗り、拭き取ります。 靴の中に丸めた新聞紙を入れ、数日陰干しします。

 

布の靴の場合 歯ブラシで粉の酸素系漂白剤を少し湿らせてペースト状にし、カビの出来ている所に塗ってしばらく置いてからブラシで優しくこすり取りましょう。

また、洗うときは水に洗濯用洗剤を溶かしたバケツの中で、靴用ブラシで洗うと良いです。 靴の奥の方をしっかり洗っておきましょう。 そして、天日干しにして、十分に乾かしてから収納しましょう。

 

カビ予防のための収納方法

厄介なカビが生えると、苦労して除去しなければいけません。カビが生じる前に予防することが大切です。
カビを予防するためには、温度、湿度、養分を極力少なくすることです。

カビを生やさない収納の仕方は、まず通気性を良くすることです。
通気性がいいと湿度も低くなります。 扉を開けておくことも大事ですが、通気性を良くするためには、衣類や布団等の収納物をぎっしり詰め込まないことです。 空間を作ることによって、空気の通り道が出来ます。収納物は、八割くらいがいいでしょう。

時々、戸を全開にして扇風機で風を当てたり、除湿器をかけて中を乾燥させたりすることも実践してみてください。

服は、十分に乾燥させてから片付けます。生乾きの時は、除湿器やエアコンなどで乾燥させてから片付けるようにしましょう。

除湿剤、備長炭などをタンスやクローゼット、押入れにおくのも湿気を取る良い対策です。 ただ、入れっぱなしにするのではなく、こまめに状態をチェックし、状態によっては取り換えるようにしましょう。

布団の間やマットレスの下に除湿シートを敷くのも効果的です。
布団やマットレスには、湿気を多く含んでいるため、シートを度々取り替えましょう。 また、下駄箱にも除湿シートを敷きましょう。

押入れの布団は、晴れた日に天日干しをしましょう。
マットレスも天気のいい日に陽の当たるところで立てかけて乾燥させると、湿気を取り殺菌にもなります。 衣替えや布団の入れ替えは、湿気のない晴れ続きの日を選び、衣類を干して乾燥させてから収納します。布団も天日干しにして収納します。

カビ対策をしておくと、布団も衣類も長持ちすることはもちろん、カビでかかる病気の感染リスクも大幅に減ります。 身に着けるものだからこそ、綺麗な状態にしたいですね。



第18回は、じゅうたんのカビの除去についてです。

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