カビ取り・防カビ:カビ取り知恵袋

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2022/11/18【第20回】カビ取り業者について

家の内外のあらゆる所に発生するカビ。
それは見た目が良くないばかりか体に害を及ぼすこともあります。 その上、胞子が飛ぶことでどんどん違う場所に広がってしまうという厄介な代物です。

これまでシリーズで、その厄介なカビの除去・予防の方法をご紹介してまいりました。
白カビのように比較的取りやすいものもありますが、黒カビのようにしつこく取りにくいものもあります。 しつこく取りにくい黒カビをご家庭内で、ご自身で除去しようとすると、 ゴシゴシと力を入れ過ぎてしまい壁紙などの素材まで痛めてしまったり、 長時間の作業でヘトヘトになりながらも結局、除去しきれなかったりすることがあります。

また、天井裏や床下などの掃除が大変な手の届きにくい箇所、 面積の広いコンクリート塀や外壁などにもカビは発生します。 そういった場合は、やはりカビ取り専門の業者に依頼することで、 時間の節約やカビの再発生のリスク回避になります。

というわけで、今回は、
①カビ取り専門業者に任せたい場所
②カビ取り専門業者に任せたいカビ
③カビ取り専門業者に依頼すると…
の3点についてご紹介していきたいと思います。

①業者に任せたい場所〈天井や天井裏・床下のカビ〉

これまでご紹介してきたように、カビは、湿度の高いお風呂場や洗面所、結露の多い窓、窓際の結露しやすい壁、湿気の溜まりやすい押入れの中や下駄箱の中など、 家の中のありとあらゆる箇所で発生します。



その中でも「天井」は、普段からあまり視界に入ることがなく、気がついた時には手の施しようがないほどカビが広がっていたということがよくあります。

特に窓際や玄関ドア周りの壁面に接している天井部分は、外からの冷気が伝わるので結露を起こしやすく、カビが発生しやすいところです。 しかし天井はそのままでは手が届きにくく掃除がしにくいためにカビに気がついていても放置しがちな場所でもあります。ですが手が届きにくいからと放置してしまっていると、そのカビが胞子を飛ばして、もともとカビの発生していなかった面の壁や畳やじゅうたんにまでカビが生えてしまう、なんてことになりかねません。

また、天井や壁に発生したカビをそのままにしておくと、徐々に内部まで浸食し壁紙の裏側のボードやコンクリートにまで広がることがあります。

そこまでカビが広がってしまった場合、壁紙の表面からの施工ではカビが除去できないので、壁紙を剥がした後にボードやコンクリートについたカビを除去し、また新たに壁紙を貼るという大掛かりな施工になり、時間も費用も多くかかってしまいます。

そうなる前に、なるべく早く専門の業者にカビ取りをしてもらいましょう。


もう一つ、見落としやすく油断しがちな場所が「床下」です。
もともと湿気のこもりやすい場所でありますが、 たとえば、台風の時期などに雨水がふき込んだり、わずかでも浸水があった場合、 もしくは水回りや洗濯機置き場などから漏水が起こった後などに、 「一時的なことだから」「漏水は止めた(修理した)から」と、そのままにしておくと あっという間に床下でカビが繁殖し、床の表側にまでカビが広がることがあります。

もし、目に見えるカビはないのに臭いなどの異常を感じたときに、 台風やゲリラ豪雨などの心当たりがある場合や、過去に漏水が起きていた経緯がある場合は、こちらもなるべく早く専門の業者に、まずは床下の調査を依頼されることをおススメします。



②業者に任せたいカビ〈危険な場所のカビ〉

浴室や洗面所、トイレの換気扇は天井にあり、取り外すためには高い場所に上ることもあり、危険を伴います。

外すときも電源を切ってからにしないと、濡れた手でうっかり触ると感電するという危険性もあります。 その上、汚れやカビがこびりついていると蓋を外しづらく、外した拍子にカビを含んだホコリが落ちてくるということもあります。

換気扇のほか、エアコンも高いところに取り付けてあり、カビを取るのは難しい場所です。
エアコン専用の洗浄スプレーも市販されてはいますが、奥まで入り込んでしまったカビを完全にきれいにするには分解して洗浄しなければなりません。 ここまですることは家庭の掃除では非常に難しく、健康被害を避けるためにもプロの手を借りた方が良いでしょう。

また、家の外側を囲っているブロック塀や外壁ですが、表面上のカビは高圧洗浄機で洗い流すと綺麗になったように見えますが、奥の菌核までの除去は難しく、ごく短期間のうちにカビが再発生する可能性があります。

この場合もキレイを長持ちさせるためにプロに任せたいところです。

③カビ取り専門業者に依頼すると…

ご家庭で何度お掃除をしても落とせなかったしつこいカビや、 家具の裏側で気付かないうちに広がっていて一目見て諦めてしまったカビを、 カビ取り業者は、特殊な技術でカビがなかった時のようにきれいに取り除くことができます。

また、ご家庭のお掃除で表面上はきれいになったカビも、 その奥深くにあるカビの菌核が生き残っていると、短期間のうちに再発生してしまい、 結局「いたちごっこ」になってしまいますが、 カビ取り業者が使う特殊な液剤は、奥深くまで浸透しカビを菌核から死滅させるので、 それまで頭を悩ませていた「いたちごっこ」から解放されます。

さらに、カビ取り業者は、カビを菌核から死滅させた後のゼロの状態のところに、 特殊な防カビ剤を使って防カビ施工を行うので、 長期間にわたってカビのない、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して暮らせる住環境を提供することが出来ます。

もちろん、カビ取り業者に依頼するような事態にならないうちに、 カビは見つけた段階で速やかに取り除くことが大切でありますが、何よりもカビを生やさない環境にすることが一番大切です。

これまでのシリーズでカビによる健康被害やカビの除去方法、そしてカビの防止策についてご紹介してきました。

ここまで読んでくださった方は、カビについてよく理解していただけたと思います。 繰り返しになりますが、カビを生やさないための基本は「こまめな掃除」と「こまめな換気」です。 そして、押入れやクローゼットの中は隙間をあける。「入れっぱなし」「置きっぱなし」に気をつける。結露は拭き取り、湿気は逃がす。

それでもやはり、「子どもの世話で掃除まで手が回らなくて…」「日中誰も家にいないから換気ができなくて…」、カビがはえてしまった… そんなときは、いつでも我々カビ取り業者にご相談ください。

綺麗な空気と壁と床と天井を取り戻すために、お力にならせて頂きます。


今回も最後までお読みいただきましてありがとうございます。 少しでも、カビでお困りの皆様のお役に立てれば幸いです。

今後も皆様のカビのお悩みを解決すべく、記事を載せてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

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