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2022/10/27【第7回】場所別カビのお掃除方法 ~洗面所~

今回は、洗面所のカビの除去方法を紹介しましょう。

洗面所は、風呂場の傍にあることが多いので高温多湿になりやすく、カビが生えやすい場所の一つです。洗面所に引き出しのような家具を置くときは、通気性が良い位置に置きましょう。

 

洗面台のお掃除

 

洗面台も水気が多いところなので、カビが発生しやすい場所です。
お風呂の要領で掃除ができ、お風呂よりも大がかりではないため、お風呂掃除のついでにやってしまうと良いかもしれません。

 

 

洗面ボウル

こちらも浴槽と同じように素材によってお掃除の仕方が違います。
陶器の洗面ボウルであれば、メラミンスポンジが便利です。水を含ませて軽くこすり、お湯で流すだけできれいになります。

また樹脂製の洗面ボウルやステンレスの洗面ボウルは傷がつきやすいので、メラミンスポンジは使わず、水200ccに大さじ1杯のクエン酸を溶かしたクエン酸液を利用しましょう。アルカリ性の水垢には、酸性のクエン酸液を使うことで中和作用が働き、汚れが落ちやすくなるのです。ただし、大理石の場合は中性洗剤を使用してください。スポンジで優しくこすり落とします。

たいていのカビは洗面ボウルについた汚れの上に生えていますから、通常の掃除をすれば汚れとともに取り除くことができます。パッキンなどのしつこいカビ汚れにはカビ取り剤をカビ部分に吹きかけて、しばらく放置した後、洗い流しましょう。ただし、周囲の素材が変色、腐食しないよう十分注意が必要です。カビ取り剤の使用上の注意をよく読んでから使用してください。

 

洗面台の排水口

洗面台の排水口もカビの発生しやすい場所です。

第6回のお風呂掃除編でもご紹介しました。ぬめりやドロドロは、雑菌とカビ菌の集合体と考えてください。こまめな清掃が大切です。

まずは、排水栓を開けて排水口に溜まったゴミや毛髪を取り除きましょう。ぬめりや目皿やトラップについた汚れは、軽度の汚れであれば、せっけんやふろ用洗剤を利用してこするだけできれいになります。また頑固なカビ汚れの場合は、プラスチック素材であればカビ取り剤をスプレーして、しばらく置いて洗い流します。

 

洗濯機のお掃除

洗濯機は、いつも服の洗濯をして洗剤を使っているのでカビは生えないと思いがちですが、むしろ高湿度になるため非常にカビのできやすい所です。洗濯物が臭いときは、カビや雑菌が原因の場合があります


洗濯槽
市販の洗濯槽クリーナーが便利です。
最近の洗濯機にはお掃除モードも搭載されていますから、それぞれの指示に従ってお掃除をしましょう。その際には50度くらいのぬるま湯を使うとより効果的です。少なくとも半年に1回はこの大掃除をしたいですね。

もし洗濯機にお掃除モードが搭載されていない場合、まず洗濯機にぬるま湯をいっぱいに溜めます。そこに、市販の洗濯槽クリーナーを一袋入れて、2~3回「洗い」の設定で洗濯機を回しましょう。そのまま3時間~一晩放置し、再度「洗い」の設定で2~3回ほど回します。細かいゴミが浮き上がってくるので、このゴミを根気よく網で取ってください。その後排水し、今度はきれいな水で洗いから脱水までの通常運転をします。洗濯ネットに溜まったゴミを捨てることを忘れないようにしましょう。終わったあとは、洗濯機の蓋は開けたままにして乾燥させます

ここで注意すべきは『酸素系漂白剤と塩素系漂白剤は絶対に一緒に使わない』こと。有毒ガスが発生してしまいます。「混ぜるな危険!」ですね。

洗濯機の蓋や蛇口のパッキン
洗濯機の蓋は意外と見落としがちなところです。
汚れが隅の方についていて、その汚れの上に発生したカビで黒ずんでいることがあります。中性洗剤か石鹸水を利用して、布やスポンジでやさしくこすり落としましょう。細かいところは、歯ブラシや竹串などを利用すると便利です。そのあと、お湯で絞った布で洗剤やせっけん成分を十分に拭き取り、乾拭きをして完了です。

洗濯機の排水口
洗濯機のカビが排出され、パイプにつきます。
洗濯槽の掃除のときに流れたクリーナーである程度はきれいになりますが、排水口の汚れはそれだけでは完全にはきれいになりません。排水蓋と中のトラップも外し、中性洗剤やせっけん水を利用しながら歯ブラシ等で汚れを落としお湯で洗い流しましょう。さらに中に入っているコップのような部品も同様に汚れをこすり落としてお湯で洗い流し、最後にきれいな水をいれておきましょう。

その他洗濯機のパーツお掃除
洗濯機は大きく、動かす機会もなかなかないので、とにかくホコリが溜まりやすい場所です。
カビはホコリもエサにしてしまうため、小まめな掃除が大事です。

柄付きスポンジが入れば洗濯機の裏も掃除がしやすいですが、実は長い棒や針金ハンガーにタイツやストッキングを巻き付けると、静電気でゴミがよくとれるのはご存知でしたでしょうか。大きなホコリを取った後は、濡らして固く絞った布を巻き付けてさらに汚れを拭き取ってください。

 

布にも注意

洗面所に置いてあるタオルや足拭きマットも、要注意の場所です。
お湯やお風呂場からの湿気や温度、さらには体から流れた垢や髪の毛などの養分もあり、熱がこもりやすいため、カビの温床になりがちです。黒い点々が見えたら、一刻も早く除去しましょう。

タオル
一見、きれいに見えるタオルも使用するたびに汚れが付着します。
そして湿っている状態が多いことを考えるとこまめに取り替えることが大切です。カビ予防のためにはできれば毎日洗濯したいところです。また使用済の湿ったタオルを洗濯機や洗濯籠の中に何日も放置しないようにしましょう。こちらもカビの発生原因になります。一度カビの生えてしまったタオルは、異臭の原因にもなりますので新しいものに取り換えるのをおすすめします。

バスマット
まずはバスマットのゴミをカーペットクリーナーで取ってください。
その後、タオルと同じ要領で洗濯し、天日で干します。一週間に一度は洗濯しましょう。

 

日常のカビ予防

繰り返しになりますが洗面所は、カビが生えやすい所です。
しかし日常のほんの少しの心掛けでカビ発生確率をぐんと下げることができます。

例えば、お風呂から上がったら、洗面所のドアを開けるなど通気性を良くし、湿度を下げます。また、お風呂から出るときドアを開ける前に、お風呂全体に冷水をかけることも湿度を下げるために効果的です。

お風呂の湯気が白くもわもわと発生したままドアを開けると、その向こうの洗面所の天井に湯気が溜まりのカビ発生原因にもなってしまいます。冷水をかけるだけで湯気が減りますのでぜひお試しください。

また使っていないときの洗濯機の蓋は開けたままにしましょう。また洗濯物は洗濯槽の中に入れず別の洗濯カゴなどで保管しましょう。洗濯の直前に洗濯槽にいれます。タオルはできるだけ毎日洗濯し、バスマットは使用後に乾燥させるようにしましょう。

脱衣所・洗面所にある収納についても湿気がこもりやすいので、ときどき扉を開けて空気を通すように心がけましょう。

生えてしまってからのカビのお掃除は大変です。日頃からカビを生やさないように予防していきたいですね。

第8回は、窓の掃除についてです。

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