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2022/10/25【第5回】場所別カビのお掃除方法 ~お風呂編①~

いよいよ具体的なカビの除去方法についてお伝えします。

今回は、カビといえばやはりここ、お風呂場についてです。

 

カビを除去する基本

前回のおさらいです。カビの除去の基本は、次の3つでしたね。
では、具体的にみていきましょう。

 

1. カビの胞子を飛び散らせない
日本の気候は、特に夏や梅雨は高温多湿になります。 冬でも密閉性が高く、加湿器を使うことも多いので、よりカビが増える環境になってしまいます。 カビの胞子が着床すると、4~5日で成長してどんどん広がってしまいます。

2. カビを取り除く
表面上のカビを落とすには、カビの部分をこそげ落とすなど物理的に除去してしまうのも効果的な手段です。

エタノールをカビに吹きかけて殺菌する、カビ取り剤や重曹を使用して除去するなど科学的な除去方法も効果的です。

3. カビが発生した場所を乾燥させる。
カビの再発生を防ぐため、湿度を下げるようにしましょう。 ドライヤーや扇風機、除湿器、換気扇を回すなどの機械を使う方法と、天日干しなどの自然を利用する方法があります。

 

カビ掃除の際は、次のような服装が望ましいです。

・マスクや眼鏡をする
・使い捨て手袋をして行う
・汚れてもいい服を着る(100円ショップのレインコートがおすすめです。胞子がつきにくく、その後の処分も簡単です)

では、いよいよ今回のテーマの浴室のカビの掃除についてご紹介します。 まずは上にも書いたことですが、狭い場所なので、服装に注意し、さらにカビやカビ取り剤を吸い込まないことを第一に、しっかり換気をして掃除をしてください。

 

浴槽の掃除方法

浴槽は高温多湿で石鹸や垢、髪の毛などの栄養分があり、カビ発生に最適な環境です。 浴槽に黒いしみや、青緑の所があったら、カビがかなり繁殖している可能性があります。

特に黒いしみ、黒カビは浴槽に生える代表的なカビです。 黒カビを吸ってしまうと、喘息やアレルギーの原因になります。

では、浴槽にカビが出来たときは、どのように除去したらいいでしょうか。 浴槽は、FRP(繊維強化プラスチック)、ステンレス、大理石、ホーロー、木材など様々な素材が使われていて、素材によって掃除の仕方が違います。


・FRP(繊維強化プラスチック)、ホーロー
カビ部分については塩素系のカビ取り剤を吹きかけて、30分~1時間置いてから洗い流します。 その後、浴槽全体の掃除をしましょう。弱アルカリ性の風呂用洗剤などを全体に吹きかけて、スポンジでこすり洗いをしましょう。

傷つきやすい素材なのでたわしなどの固い素材ではこすらないようにしましょう。目地も同様です。その後、洗剤を十分に水で洗い流します。

・ステンレス
この素材は塩素系や酸性に弱いので、塩素系のカビ取り剤や酸性洗剤は決して使用してはいけません。 また金属には基本的にカビは生えませんので、もしカビが見えたとすればそれはステンレスの上に付着した汚れに発生したカビです。

日頃のお掃除をこまめに行いましょう。洗剤は、中性か弱アルカリ性のものを利用してください。 ペーパータオルに洗剤をしみこませ、貼り付けて10分ほど置いた後、スポンジでやさしくこすり洗いをします。洗剤は十分に水で洗い流します。


・大理石
この素材は塩素系にもアルカリ性にも酸性弱いので、塩素系のカビ取り剤や酸性洗剤は決して使用してはいけません。 こちらも基本的には日頃のお掃除をこまめに行いましょう。洗剤は中性のものを利用してください。

ペーパータオルに洗剤をしみこませ、貼り付けて10分ほど置いた後、スポンジでやさしくこすり洗いをします。洗剤は十分に水で洗い流します。

木材は、水分を奥の乾きにくいところまで吸い込んでしまうので、使用しているうちに水垢や黒ずみが付着しやすい素材です。 カビの部分に酸素系カビ取り剤を吹きかけ、しばらく置いた後、カビ取り剤をしっかりと洗い流しましょう。


・浴槽内のお湯の吹き出し口
浴槽が綺麗でも、お湯の吹き出し口にカビがあっては、カビの含んだ水を浴槽に放出することになります。 そのお湯に入ると思うと怖いですよね。週に一度くらいはしっかりお掃除をするようにしましょう。浴槽を洗う前に行うと良いですね。

循環用アダプターのフィルターを外し、水洗いをします。ハブラシを使用してヌメリなどの汚れを落としてゆきます。 注意点として、吹き出し口が金属で出来ている場合、塩素系や酸性のカビ取り剤は錆の原因になりますので、使用を避けるようにしましょう。

 

壁、床、天井の掃除

ここにも、黒カビなどが発生します。特に天井は、意外に見落としがちですが、注意したいポイントです。 頭髪を洗う際のシャンプーや、浴槽の湯面に浮いた皮脂が湯気に乗って天井に付着したりすることで、カビの栄養源になることが多いのです。

・壁、床
カビ取り剤を使っても問題の無い素材の床や壁タイルや目地に、泡状のカビ取り剤を下から上へ向かって吹きかけ、 ブラシかスポンジで全体に塗り広げます。目地も傷がつきますので決して強くこすってはいけません。

塗り広げる際も下から上に向かって動かしましょう。そのまま30分~1時間くらい放置してから水で洗い流してください。 大切なのは、カビ取り剤を下から上に塗ることです。洗剤の液垂れで、ムラになるのを防ぐためです。

・天井
天井は、柄付きスポンジやシートにカビ取り剤を浸して塗ると良いでしょう。 そのまま天井に吹きかけると、液が目に入る、体にかかるなどする場合があり非常に危険です。

カビ取り剤を塗った後は、壁や床と同様に30分~1時間くらい置いてから、水をかけて洗い流します。

 

浴室掃除での注意点

 

・栄養分を残さない
洗剤を使用した場合は、必ずその成分をしっかりと洗い流しましょう。洗剤が少しでも残っていればそれがカビの栄養分となります。

・水で洗い流す
洗剤を洗い流す際にお湯を使用した場合、最後に水で洗い流しましょう。お湯を使った場合、湿度が上がってしまいますので、水で洗い流すことで湿度を下げることができます。

・乾燥させる
掃除が終わった後は、すべての箇所の水分をしっかりと吹き上げ、乾燥させることが大切です。換気扇を使用することはもちろん、扇風機などを使って積極的に乾燥させることも効果的です。

今回は、お風呂でカビの生えやすい主要な場所のお掃除をご紹介しました。

引き続き、第6回もお風呂場の掃除についてです。 次回は見落としがちだけれど大事なお風呂のあの場所のお掃除方法をご紹介します。

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