カビ取り・防カビ:カビ取り知恵袋

カビ取り知恵袋KNOWHOW

2022/10/21【第1回】カビを生んでしまう悪条件とは?

日常の掃除で厄介な汚れとして挙げられる「カビ」。
お風呂場や洗面所のカビ清掃だけでも時間と労力を費やしてしまいますね。

ここでは、その「カビ」に関する秘密を紐解いていきます。
カビの正体に始まりカビの発生を抑える方法やお掃除方法を紹介し、カビ取り屋.comは皆さ
んがお掃除をより快適に出来るようにお手伝いします。

 

そもそも、カビとは?

「カビ」とは微生物の一種で、真菌という種類に分類されます。キノコや酵母なども真菌に属します。カビは実はホコリなどにくっついて、あらゆる場所に日常的に存在しています。はじめは目に見えないほど小さな状態で存在しているカビですが、条件さえ整えば、やがて目視できるほどに増殖し集合体を形成します。この状態を私たちは「カビが生えた」「カビが発生した」と表現しています。
カビはどこにでも発生・繁殖できるのが特徴で、掃除をする側にとってこれほど厄介なものはありません。
発生したばかりのカビは日常の掃除で取り除くことが可能ですが、そこから時間を経て成長してしまったカビを取り除く事は容易ではありません。
これは、カビの菌糸と呼ばれるものが、カビの発生源の奥深くまでまるで植物のように根を伸ばし、素材そのものを侵食してしまうことが原因です。
カビは、温度・湿度・栄養分そして酸素の4つ要素がそれぞれ揃うことにより発生します。カビが発生する要因は、私達の生活において常に密接であるのです。

 

また、カビは私達の食生活にも関わりがあります。
例えば、カビの恩恵を受けている代表的な食材の一つが納豆。
納豆は原材料である大豆に納豆菌を配合し発酵させた、カビの働きを利用した食品です。
もちろん納豆以外にも醬油や漬物、医療品の一部にもカビの働きが利用されていますので、そういった意味でも私たちの生活に密接であると言えます。

 

カビが発生してしまう条件

前項でカビの発生要因にも少し触れましたが、ここではさらに詳しく紐解いていきます。
カビは大きく4つの要素が発生に関係しています。
その4大要素について、それぞれご説明します。

 

<温度>
カビは大気中の温度が25℃を基準に、20℃~30℃の間で元気になり繁殖しやすくなります。
したがってこの温度帯である季節や時期には最も注意が必要となります。
反対に、真夏日と言われる30℃以上の気温は、カビにとっての快適な温度域でない為、繁殖のスピードは衰えます。
ちなみに、カビは低温度の環境である冷蔵庫の中で発生する事もあります。
その例として冷凍庫に保存された「氷」にカビが生える現象がありますが、これは決して珍しい事ではありません。よって、古くなった氷は食べない方が無難です。

 

<湿度>
湿度とは、空気の中の水分の割合を指します。
カビ類の多くは湿度が70%から100%の範囲でよく繁殖します。
洗濯物の部屋干しは湿度を上げ、カビの格好な発生環境が整います。部屋干しの際には乾燥機等を使用して、なるべく湿度を上げないようにコントロールする必要があります。

 

<栄養>
カビはホコリや有機物はもちろん、手脂、汗、垢や糖類などを栄養源として増殖します。
カビの種類によっては特殊な分解酵素を持っており、通常では栄養素とならない物質を分解し、自力で栄養源に変えてしまうこともできるので要注意です。

 

<酸素>
カビは微生物に分類されます。ほとんどのカビは好気性の生物であり、私たち人間と同じく呼吸のために酸素が必要です。

 

浴室を例にとっても、カビは壁・天井・床・鏡…いわば浴室内の物質全てに発生します。
他にもキッチン・押し入れ・窓・洗面所などはカビの発生しやすい場所として代表的ですが、眼鏡やゴミ箱などにも発生します。さらには足先にできる「水虫」でさえも実はカビが発症の原因となっているということをご存知でしょうか。
あらゆる場所に現れるカビ。カビの発生を抑えるためにも、発生場所は人間の生活圏にとても密接である事を改めて認識する必要があります。

 

結露がカビを生んでしまう!

「結露」は皆さんご存知でしょうか。冬場に窓ガラスが曇っている状態や、冷えたグラスの周りに水滴が溜まっている、水蒸気が凝縮する現象を「結露」と言います。
結露の発生する仕組みとは、温度の高かった空気が何らかの要因で冷やされ、それまで吸収されていた空気中の水分が液体として現れるものです。
目には見えませんが、空気という気体は一定量の水蒸気(水分)を常に含んでいます。空気が含める水蒸気の量は温度によって上限があり、温度が低いほど含める水蒸気の量は低下します。一方で、温度が高ければ水分の吸収率は増加します。

 

家庭の中での結露は一般的に、窓やキッチン、洗面所など様々な場所に発生します。
また、目の届きにくい押し入れや、カーテンの裏側、サッシ等、あらゆる所に結露は発生します。
その結露を放置しておくと、その場所の周りに存在する汚れやホコリを栄養分としてカビが発生しやすくなります。

 

家庭にはホコリやチリが栄養分として、そして空気中に含まれる水分が湿気として存在しています。人が生活する場所ですから、温度も快適です。もちろんそこには酸素も存在します。つまり、家庭にはカビの発生条件が常に揃っていることになります。

 

ではカビを発生させないためにはどうすればよいのでしょうか?

 

カビの発生条件を断つことが大事!

 

さて、家庭にはカビの発生条件が常に存在しているとは言え、そのカビの発生を抑制させる事は可能です。
部屋の空気中の湿気を取り除くには、やはり小まめな換気があげられます。
こもった空気を排出し、外気の新鮮な空気を室内に取り入れる事は、カビの発生を抑えるには効果的です。
雨天時や梅雨時期などは除湿機や乾燥器具を活用して、部屋の湿気をなるべく抑える事が肝心です。
また窓のカビに焦点を当てると、窓ガラスやレール・サッシなどは、カビの栄養成分となる汚れやホコリを小まめに取り除く事がカビの抑制に繋がります。
※第5回より、場所別の細かいお掃除方法を紹介します。

 

以上のことを踏まえると、まずは各家庭でカビや結露の発生場所を普段から把握しておく事が肝心と言えます。
この習慣がカビに対しての発生を抑制する近道となるのです。

第2回は「意外と見落としがちなカビの発生しやすい場所」について詳しく解説します。

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