2024/07/18これから壁紙を貼り替えようと思っている方、必見!(前編)
私共、カビ取り屋.comには、毎日多くのお客様からのお問合せがございます。
お問い合わせの中で上位を占めるお悩みの一つが、壁紙のカビです。
床や天井付近の四隅、エアコンまわり、あるいは久しぶりにお部屋の模様替えをしようとベッドやタンスなど大きな家具をどかしてみたら、
壁紙にカビが!! というわけです。
今回は、
「壁紙(壁・天井に貼ったクロス)に生えたカビのカビ取りの際に、気をつけていただきたいこと」(前編)
をお届けします。
① 壁紙のカビ取りで大切なこと
壁紙のカビ取りで大切なことは、カビの状態の見極めです。
壁紙の表面にのみ生えているカビなのか、それとも
壁紙の裏側(※)で生えているカビなのかをしっかり見極めることが、カビ取りを成功させるカギとなります。
※「壁紙の裏側」とは、壁紙の表裏の「裏」ではなく、壁紙を剥がした向こう側「石膏ボード(壁面下地)の表面」のことです。
もし【写真1】のような状態であれば壁紙の表面でのみ生えているカビであると判断できます。この場合は壁紙の表面からの施工で問題なくカビを除去できます。
【写真1】
一方、【写真2】のような状態であれば壁紙の裏側までカビがまわってしまっている、もしくは壁紙の裏側でカビが生えていると判断できます。
この場合、壁紙を貼ったままではカビの除去が難しく、一度壁紙を剥がしてからその下地に対して施工する必要があります。
※実際に【写真2】の壁紙を剥がした状態が【写真3】になります。
【写真2】
【写真3】
② あなたのカビはどこから?
ここまでお話しした通り、壁紙のカビ取りで大切なことは、カビの状態の見極めです。しかしながら、その見極めは簡単ではありません。
もし、あなたのお部屋の壁紙が【写真4】のように内側から黒いシミが見えている状態であれば、そのシミは壁紙の裏側(壁面下地の表面)からカビが生えているサインです。「壁紙を剥がさなければ除去することができないカビ」だとすぐにわかります。
【写真4】
そうではなく、【写真5】のように壁紙の表面に色濃くあらわれているカビは、要注意です。このような状態の壁紙は、裏側(壁面下地の表面)にまでカビがまわっているかどうか、一見しただけではわかりづらい場合があります。
【写真5】
③ 壁紙を剥がすか剝がさないかの判断
あなたのカビは、壁紙を剥がさなければ除去できないカビなのかどうか。
カビ取り屋.comでは、これまでの豊富な経験と知識をもとに現地調査を行い、その判断をしています。
判断材料の一つに、「カビの原因」があります。
例えば、窓枠まわりのカビでお困りのとき、その窓が実は結露が多いということであれば、おそらくカビの原因はその結露ということになります。
窓を流れるほどの結露であれば、窓枠まわりの壁紙や壁紙の裏側まで濡れてしまうことが多く、壁紙の裏側までカビがまわっている(壁紙を剥がさないとカビを除去できない)という判断ができます。
壁際に置いていた加湿器の周辺の壁紙だけにカビが生えているというような場合も同様です。
別の例ですと、何年も物置になっていて換気もほとんど行っていないお部屋を、子供部屋として使おうと思い片付けに入ったところ、お部屋全体にうっすらカビが生えている状態だった。というような経緯ですと、空間の内側の湿気や空気の滞留がカビの原因と考えられます。このような原因でカビが発生するとき、ほとんどの場合カビは壁紙の表面でのみ生えている状態になりますので、壁紙を剥がさず、壁紙の表面からの施工で問題を解決できます。
このように、現地調査では住人の方へヒアリングを行い、カビの発生原因を推定し、壁紙を剥がすか剥がさないかの判断材料としております。壁紙を剥がさなければならないとなると、施工費用も上がり、施工日数も長くなってしまいますのでこの判断は重要です。
別の判断材料としては「テスト施工」があります。
テスト施工は一般のご家庭や賃貸のお家では簡単にできないこともありますが、とても有効な方法です。例えば、賃貸物件の退去時の原状回復では、管理会社様と入居者様の双方にご安心いただいています。
まとめ
一口に「お部屋の壁紙のカビ取り」と言っても、このように対応の仕方は様々です。
ご自分での判断に迷われたら、カビ取りの専門業者に見てもらうのがおすすめです。
カビ取り屋.comではお客様おひとりおひとりに一番ふさわしいカビ取り施工をご提案させていただいておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございます。 少しでも、カビでお困りの皆様のお役に立てれば幸いです。
今後も皆様のカビのお悩みを解決すべく、記事を載せてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。